鬼殺隊の最強の剣士とされる岩柱・悲鳴嶼行冥は、過去の出来事によって心に深い傷を負い、鬼殺隊に入りました。
そんな悲鳴嶼は、壮絶な戦いとなった鬼無辻無惨戦での致命傷により、戦いの後に死亡してしまいます。
しかしその最後は、迎えに来た子供達に囲まれて旅立つ安らかなものでした。
この記事では、悲鳴嶼行冥の最後の戦いと死亡シーンについて詳しく書いています。
ぜひ最後までご覧下さい。
また悲鳴嶼の悲しい過去については別記事がありますので、そちらもどうぞ。
【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥の死亡に関する情報
岩柱・悲鳴嶼行冥の死亡に関する情報をひとまとめにしました。
悲鳴嶼行冥の死亡時の相手 | 鬼無辻無惨 |
悲鳴嶼行冥の死亡時の年齢 | 27歳 |
悲鳴嶼行冥の死亡場所 | 無限城外 |
悲鳴嶼行冥の死亡原因 | 左脚欠損等による大量失血 |
悲鳴嶼行冥の最後の戦いの登場箇所 | 21巻185、22巻188話〜191話・194話、23巻197話・199話〜200話 |
【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥の最後の相手は鬼無辻無惨
悲鳴嶼行冥が死亡するのは、鬼無辻無惨との戦いの後です。
直前の黒死牟戦で時透無一郎と不死川玄弥を失った悲鳴嶼は、強い覚悟を胸に参戦しました。
悲鳴嶼は既に満身創痍の状態。しかし仲間と共に奮闘を続け、鬼殺隊の長年の悲願だった打倒無惨に成功します。
しかし悲鳴嶼は致命傷を負っており、ほどなくして死亡しています。
無惨戦に参戦した悲鳴嶼行冥
週刊少年ジャンプ2020年1号 鬼滅の刃 第185話©吾峠呼世晴/集英社 より引用
岩柱・悲鳴嶼行冥と不死川実弥が上弦の壱・黒死牟を倒した頃、無惨と戦っていた鬼殺隊は追い込まれていました。
無惨の毒を注入された炭治郎は、生死を彷徨う状態となり戦線離脱。
冨岡義勇・甘露寺蜜璃・伊黒小芭内の3人も、無惨の攻撃で負傷を重ねる状態でした。
やがて攻撃を受けた甘露寺にピンチが訪れた時、悲鳴嶼と不死川が参戦。その危機を救いました。
攻撃力を上げていく悲鳴嶼
無惨の尋常ではない攻撃は絶え間なく続きますが、鬼殺隊にとって少しずつ明るい兆しが見えてきました。
赫刀を手に入れた伊黒が無惨を攻撃すると、無惨の回復速度が遅くなったのです。
更には善逸・伊之助・カナヲの3人が加わったことで、無惨の注意力が分散していきます。
こうして生まれた僅かな余裕を、悲鳴嶼は待っていました。
週刊少年ジャンプ2020年8号 鬼滅の刃 第190話©吾峠呼世晴/集英社 より引用
悲鳴嶼が自分の鉄球と斧を力強く激突させると、狙い通りに赫く染まっていきます。
こうして赫刀を手にした悲鳴嶼は、攻撃力を大幅に上げることが出来ました。
週刊少年ジャンプ2020年9号 鬼滅の刃 第191話©吾峠呼世晴/集英社 より引用
悲鳴嶼がついに無惨の体の秘密を見抜く
伊黒、悲鳴嶼に続いて、冨岡と不死川の2人も刀の赫刀化に成功。
これにより、更なる余裕が生まれた悲鳴嶼は、黒死牟戦で体験した透き通った感覚を再び試みます。
音の反響に意識を集中させたその時、悲鳴嶼はついに無惨の体の秘密を見抜いたのです。
週刊少年ジャンプ2020年9号 鬼滅の刃 第191話©吾峠呼世晴/集英社 より引用
無惨の脳は5つ、心臓は7つもあった上に、それらの位置は体内を移動していました。
同時に12ヶ所を攻撃できれば無惨を倒せるかもしれない。
そう考えた悲鳴嶼が透き通る世界のことを仲間に伝えると、伊黒にも無惨の体が一瞬透けて見えました。
戦闘不能となった悲鳴嶼たち
週刊少年ジャンプ2020年9号 鬼滅の刃 第191話©吾峠呼世晴/集英社 より引用
悲鳴嶼と伊黒に無惨の体が透けて見えた次の瞬間のことでした。
無惨の体から突然出た衝撃波によって隊士達は吹っ飛ばされ、建物や地面に激しく叩きつけられてしまいます。
その威力は凄まじく、悲鳴嶼の体が建物の固い壁にめり込むほどでした。
週刊少年ジャンプ2020年9号 鬼滅の刃 第191話©吾峠呼世晴/集英社 より引用
この時に伊之助達を庇った結果、悲鳴嶼は左脚を切断され、大量に出血してしまいます。
他の6人も重傷を負ったことで戦闘不能になり、戦線離脱となりました。
無惨戦の舞台裏
戦えなくなった悲鳴嶼達に代わって立ち上がったのは炭治郎。手当てを受けての復活でした。
一方その舞台裏で、必死になって悲鳴嶼達の治療に当たっていたのが兪史朗です。
兪史朗は悲鳴嶼に呼びかけますが、意識を失ったまま反応はありません。
週刊少年ジャンプ2020年12号 鬼滅の刃 第194話©吾峠呼世晴/集英社 より引用
兪史朗は悲鳴嶼の切断された左脚を縛り、血清を注射していきます。
しかし悲鳴嶼のダメージは大きく、これ以上戦うことは不可能だと兪史朗が考えるほどでした。
無惨戦での最後の攻防
やがて無惨との戦いは最終局面に差し掛かります。
無惨は珠世の薬の影響で老化が進み、体の回復速度も遅くなっていました。
治療を受けた隊士が一人、また一人と戦いの輪に加わっていき、ついに悲鳴嶼も立ち上がりました。
週刊少年ジャンプ2020年15号 鬼滅の刃 第197話©吾峠呼世晴/集英社 より引用
やがて夜が明け朝日が差した時、苦しみに悶える無惨はその姿を巨大な赤ん坊に変えました。
必死に太陽から逃れようとする無惨に、鬼殺隊は最後の総攻撃をかけます。
バスや路面電車などで無惨の行方を塞ぎ、悲鳴嶼も鎖を使って無惨の動きを封じようとしました。
週刊少年ジャンプ2020年17号 鬼滅の刃 第199話©吾峠呼世晴/集英社 より引用
首にかけられた鎖を引きちぎり、柱達の斬撃を喰らいながらも地中に潜って行く無惨。
ところがその時、無惨の体に激痛が走ります。
炭治郎の赫刀でその場から動けなくなった無惨は、太陽の光に灼かれながら消えていったのです。
【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥の穏やかな死亡シーン
無惨との戦いのあと、各所では怪我人の手当てが行われていました。
週刊少年ジャンプ2020年18号 鬼滅の刃 第200話©吾峠呼世晴/集英社 より引用
悲鳴嶼の所にも隠達が手当てにやってきますが、悲鳴嶼は薬を使うことを拒みます。
悲鳴嶼は、自分がもう死亡直前だということが分かっていたのです。
そんな悲鳴嶼のもとへ現れたのは、寺で一緒に暮らしていた子供達でした。
週刊少年ジャンプ2020年18号 鬼滅の刃 第200話©吾峠呼世晴/集英社 より引用
かつて寺が鬼に襲われた時、置き去りにされたと思って傷ついていた悲鳴嶼に、子供達が真相を伝えます。
子供達は逃げ出したのではなく、目の見えない悲鳴嶼を守ろうとして武器を取りに行ったり、助けを求めに行っていたのでした。
週刊少年ジャンプ2020年18号 鬼滅の刃 第200話©吾峠呼世晴/集英社 より引用
長年の誤解が解けた悲鳴嶼は、子供達に囲まれながら安らかな表情で旅立ちます。
鬼殺隊最強と言われた岩柱・悲鳴嶼行冥の死亡シーンでした。