「うる星やつら」に登場する面堂終太郎は、資産500億(2022年版アニメでは5兆ドル)誇る面堂財閥の御曹司。
しかも、容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群と三拍子そろった色男です。
ですが残念なことに、とんでもない女好きで、閉暗所恐怖症という情けない一面もあります。
この記事では、転入生・面堂終太郎の実態と、華麗なる家族からペットまで詳しく解説しています。
【うる星やつら】面堂終太郎とは大金持ちの御曹司!
うる星やつらワイド版2巻©高橋留美子/小学館 より引用
面堂終太郎は、原作では総資産500億、2022年版アニメでは5兆ドルを誇る面堂財閥の御曹司です。
面堂家はフロリダと日本に別荘を持ち、プール付きの豪華なホテルも運営しています。
戦闘機や戦車といった国家レベルの装備もあり、世話役には黒スーツのサングラス部隊が常に控えている状態。
うる星やつらワイド版2巻©高橋留美子/小学館 より引用
広大な敷地にいくつもの豪華なお屋敷が建てられた、さながらテーマパークのような実家です。
橋を渡り、大きな門をくぐり、エスカレータに乗って、ようやく玄関に辿り着くというスケールの大きさ。
しかし驚くべきは、その無駄に高いセキュリティです。
掘りには凶暴なピラニアが放たれ、敷地を取り囲む塀には高圧電流、敷地内はドーベルマンと地雷が埋め込まれています。
【うる星やつら】面堂終太郎はプライドの化け物
うる星やつらワイド版2巻©高橋留美子/小学館 より引用
面堂終太郎はお金持ちなのをいいことに、完全に庶民を見下しています。
毎日の登校は、自家用ヘリからパラシュートで派手に着陸。
制服は学内唯一の白ランで、髪型は乱れることのないオールバック。
しかも、腰には日本刀を携えるという、現代ではあるまじき特別すぎる出で立ちです。
うる星やつらワイド版2巻©高橋留美子/小学館 より引用
さらには、侮辱されたら刀を抜いて、相手を切りつけようとするヤバイ一面も持っています。
特に、犬猿の中である諸星あたるには、あたりかまわず刃を向けるのは日常茶飯事。
怒った面堂の振るう刃を、諸星あたるが剣白刃取りするのはお約束の光景です。
これほどまでに気位の高い面堂は、「プライドの化け物」と称されています。
【うる星やつら】面堂終太郎は女好きなイケメン
うる星やつらワイド版2巻©高橋留美子/小学館 より引用
お金持ちなうえにイケメンの面堂終太郎は、めちゃくちゃモテます。
モテることを鼻にかけた嫌味な面堂は、男子に厳しですが、女子には優しい極端なまでのフェミニスト。
しかしその本性は、諸星あたるに負けるとも劣らない超女好きだったのです。
しのぶをはじめ、保健室のマドンナ先生・サクラにも、あらゆる美女へのアプローチは欠かせしません。
うる星やつらワイド版2巻©高橋留美子/小学館 より引用
そんな、美人とあらば放っておけない面堂の本命は、まさかのラムでした。
面堂がスタミナ強化剤を酒に盛られ理性を失ったとき、ラムに無理やり抱きついてキスしています。
嫌がるラムに電流を放たれても、スッポンのごとく食らいついて離れませんでした。
【うる星やつら】面堂終太郎の悩みは閉所恐怖症
うる星やつらワイド版14巻©高橋留美子/小学館 より引用
面堂終太郎は「暗くて狭いところ」が大の苦手。
暗くて狭い場所に閉じ込められようものなら、「暗いよ〜、狭いよ〜、怖いよ〜!」と泣き叫びます。
実は、面堂は暗所恐怖症の閉所恐怖症という精神疾患を患っていました。
うる星やつらワイド版14巻©高橋留美子/小学館 より引用
プライドが異常に高く、根っからの女好きの面堂は、女性が一緒だとこの恐怖症が出ません。
しかし、女性がいなくなると、途端に恐怖心から泣き叫ぶという情けない一面があります。
面堂が暗所恐怖症の閉所恐怖症になったのは、幼少期の恐ろしい経験が原因となっています。
この恐ろしい思い出については、別記事で詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
【うる星やつら】面堂終太郎が閉所恐怖症になった原因は自分だった!
【うる星やつら】面堂終太郎の華麗なる家族
うる星やつらワイド版6巻©高橋留美子/小学館 より引用
面堂終太郎の家族は、祖父、父、母、妹がいます。
面堂家があまりに裕福すぎるせいか、一般常識からぶっ飛んだ趣味嗜好を持つ家族ばかり。
面堂終太郎の、個性的過ぎる華麗なる家族を紹介しましょう。
面堂終太郎の父|大人気ないイタズラ親父
うる星やつらワイド版6巻©高橋留美子/小学館 より引用
面堂終太郎の父親は、和服姿が凛々しいかなりのイケメンです。
しかし、その性格はお茶目どころじゃすまない、はた迷惑すぎるイタズラ好き。
息子の終太郎を困らせるために、手の込んだ悪質なイタズラを仕掛けてきます。
閉所恐怖症なのを知った上で、息子・終太郎を暗くて狭い場所に閉じ込め、喜ぶという大人気のない父親です。
面堂終太郎の母|美しく古風な変わり者の淑女
うる星やつらワイド版3巻©高橋留美子/小学館 より引用
面堂終太郎の母は、まるで明治時代からタイムスリップしたかのような古風な女性です。
極端なまでの機械嫌いで、息子の授業参観に牛車で3日もかけて訪れています。
また、気位が高いがゆえに、一般庶民と直接話をすることは決してありません。
必ず執事にヒソヒソと話し、執事から自分の意見を人に伝えるため、会話にも時間がかかってしまいます。
面堂終太郎の妹|歪んだブラコン女子中学生
うる星やつらワイド版13巻©高橋留美子/小学館 より引用
面堂終太郎の妹の名前は「了子」です。
容姿と言動がかなり大人びていますが、驚くことにまだ中学生。
そんな妹・了子の生きがいは、兄・終太郎を困らせること。
兄を困らせるためなら、藁人形でも、手榴弾さえも、手段を選ばず実行します。
そんな命の危険さえある悪質ないたずらを、さも悪気なく仕掛ける妹は、終太郎にとって最も油断ならない家族です。
面堂終太郎の祖父|悪ふざけのすぎる爺様
うる星やつらワイド版7巻©高橋留美子/小学館 より引用
本人は病気で長くないと言っていますが、元気一杯に芸妓遊びをする78歳。
弱った老人を装っていますが、これは孫・終太郎を欺くための演出にすぎません。
というのも、隠居の身となりありあまる時間とお金を、孫・終太郎へのイタズラに費やして喜ぶのが生きがいだからです。
終太郎の父と妹・了子がイタズラ好きなのは、間違いなくこの祖父ゆずり。
面堂家の行きすぎた「悪意あるイタズラ文化」の根源は、この祖父にあったのです。
【うる星やつら】面堂家の家紋は「ひょっとこ」
うる星やつらワイド版2巻©高橋留美子/小学館 より引用
面堂終太郎の登場するシーンには、やたらと「ひょっとこ」が登場します。
なぜなら、由緒ある面堂家の家紋が、「ひょっとこ」だからです。
面堂が登校時に着用するパラシュートには、家紋の「ひょっとこ」が記されてます。
また面堂家が団らんするリビングにある「ひょっとこの噴水」は、口から水を勢いよく吐き出します。
そして極めつけ、面堂家に代々伝わる家宝は「ひょっとこのお面」です。
うる星やつらワイド版7巻©高橋留美子/小学館 より引用
このように、面堂はまるでタコのように口を尖らせた「ひょっとこ」に囲まれて育っていたのです。
その影響は色濃く、面堂の趣味嗜好にまで強く影響することになります。
【うる星やつら】面堂終太郎が愛するペットはタコ
うる星やつらワイド版14巻©高橋留美子/小学館 より引用
「ひょっとこ」を家紋とする面堂家の、将来の跡取りとして生まれた面堂終太郎。
その「ひょっとこ」を敬う精神が、ペットにも表れています。
というのも、面堂がこよなく愛するペットは、まるで「ひょっとこ」のようなタコです。
しかも飼っているタコの数が尋常ではありません。
その一匹、一匹に名前をつけ、贅の限りを尽くした最高の環境下で飼育しています。
うる星やつらワイド版14巻©高橋留美子/小学館 より引用
そんな人並み外れたタコ愛に溢れた面堂は、タコと心で通じ合うことができる特殊能力の持ち主。
見ず知らずのタコでさえも、面堂と目が合っただけで、自然と心を開いてしまいます。
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