「うる星やつら」に登場するレイは、鬼星出身の超イケメン宇宙人です。
しかし残念なことに、興奮すると巨大な虎縞模様の牛に変身してしまいます。
さらには頭の中常にはラムと食べ物だけ！知性のかけらもありません。
この記事では、興奮すると牛に変身する、残念すぎるイケメン・レイについて詳しく解説します。
レイとラムとランの微妙な三角関係にも、納得いくこと間違いなしです。
【うる星やつら】イケメンのレイは変身すると牛になる
うる星やつらワイド版5巻©高橋留美子/小学館 より引用
どんな女性も一瞬で虜にする、「うる星やつら」史上No.1イケメンのレイ。
背は高く、スマートな体型で、笑顔も爽やかです。さらには言葉が少ないため、余計にカッコよく感じてしまいます。
しかし、残念なことにレイの本当の姿は、巨大な虎縞模様の牛です。
うる星やつらワイド版1巻©高橋留美子/小学館 より引用
レイは理性を失うと、美男子から醜い牛に変身！！
実は、この牛の状態こそが、レイの本当の姿だったのです。
またレイは異常に食べ物への執着が強く、美味しそうなものを見ると見境なく貪り食います。
しかも、言葉が少ないのは、食べ物のことしか考えていないからだったのです。
実は、レイが牛に変身するキャラクターになったのは、作者・高橋留美子先生のある思いがありました。
【うる星やつら】レイが牛に変身する本当の理由
レイは「うる星やつら」に出てくる、イケメンNo.1のキャラクターです。
しかし、作者・高橋留美子先生のキャラクター設定には、絶対に譲れない条件がありました。
それは、「【うる星やつら】に出てくるイケメンは、必ずダメ男でなけばならない」という暗黙のルールだったのです。
【キャラクター小話】
レイ
うる星やつらは、「美男子は絶対にダメな奴でなければならない」と言う暗黙の了解があったので、必然的に牛になるしかないと思いました。言葉少なで食べ物に執着してるなど、分かりやすいキャラクターですね。
その当時、私に描けた一番のハンサムを描きました。 pic.twitter.com/VF7QXqnM8B— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) October 17, 2021
美男子は絶対にダメな奴でなければならない
このルールに従い、超イケメン男子レイは必然的に牛に変身するキャラに決定したのです。
しかも、ただの牛ではありません。
食べ物に意地汚く、周りがドン引きするほどの食いしん坊でなければならなかったのです。
【うる星やつら】レイは食べ物に異常な執着を持つ牛
うる星やつらワイド版1巻©高橋留美子/小学館 より引用
レイは牛ですが、雑食の大食いです。
牛丼屋のカウンターに座り込んで、何十杯も牛丼を食べ続けたり、あたるの家では蒸した芋を一人で食べ尽くしています。
一度地球に来たならば、その胃袋が満たされるまで食べ物を貪るのがレイのお約束。
うる星やつらワイド版1巻©高橋留美子/小学館 より引用
食べる本気モードになった瞬間、レイは美男子から虎縞模様の牛へと変身！
そして食べて、食べて、極限まで胃袋が膨らんだら、牛から美男子の姿に戻れなくなってしまうのです。
お腹がこなれるまでの間、レイは醜い牛の姿をどうすることもできません。
【うる星やつら】レイの言葉が少ないのは食べ物に夢中だから
うる星やつらワイド版12巻©高橋留美子/小学館 より引用
残念な美男子・レイには、驚くほどにセリフがありません。
たとえ言葉を発したとしても、「ラム〜」「ぶも〜」「めし」など２語が限界。
それもそのはず、レイはいつだって食べ物しか考えていないからです。
そんなレイが地球にやって来たとき、３語以上のセリフを珍しく発しています。
うる星やつらワイド版1巻©高橋留美子/小学館 より引用
「どんなアホでも覚えられる日本語の本」を片手に、レイは懸命にラムにこう話しかけました。
俺のために一生飯を作ってくれないか？
やはり食べ物のことしか考えていないと思いきや、これは愛するラムへのプロポーズの言葉。
実はレイはラムの元・婚約者だったのです。
しかし、ラムのレイへの気持ちが冷めたため、2人は別れた過去がありました。
【うる星やつら】レイはラムの元婚約者！破局の原因はレイの食い意地
うる星やつらワイド版12巻©高橋留美子/小学館 より引用
ラムがまだ鬼星に住んでいたころ、同じ鬼族である美男子・レイに一目惚れしました。
言葉数が少なく、寡黙そうに見えるレイに、ラムはすっかり虜になったのです。
ラムは美しいレイにすっかりのぼせ、お揃いのペンダントまでプレゼントするほど。
そしてめでたく、レイとラムは婚約するに至ったのでした。
うる星やつらワイド版1巻©高橋留美子/小学館 より引用
しかしほどなく、レイが食べ物に意地汚い牛だとわかり、ラムの恋心は一気に冷めます。
ラムはレイとの婚約を解消したのですが、レイはラムのことが忘れらません。
そんなラムとレイのこじれた関係を、余計にややこしくする人物がもう一人いました。
それはラムの幼馴染であるランの存在です。
【うる星やつら】レイとラムとランのちょっと微妙な三角関係
うる星やつらワイド版3巻©高橋留美子/小学館 より引用
ラムには同じ鬼星に住むランという幼なじみがいます。
悲しいことに、ランもラムと同じようにレイに一目惚れ。
しかし残酷なことに、レイは迷うことなくラムを恋人に選んだのです。
ラムとレイが付き合っていても、ランはずっとレイへの気持ちは変わりませんでした。
それは、たとえレイが食べ物に異常な執着があり、興奮すると醜い牛になると知っても変わることがなかったのです。
うる星やつらワイド版9巻©高橋留美子/小学館 より引用
ラムがレイと別れたと知り、ランはレイへの熱烈的なアプローチを開始します。
それは食べ物に目がないレイを「餌付け」することです。
ランはレイの大好きな食べ物を買い込み、デートに誘っては繰り返し食べさせて自分を好きになるよう洗脳します。
うる星やつらワイド版8巻©高橋留美子/小学館 より引用
しかし、レイはランからの食べ物をどれほど食べようが、ラムへの気持ちは全く変わりません。
もともとランはラムのことを逆恨みしており、ますますラムへの復讐へ意欲を燃やしています。
そのため、ラムとレイとランの間には、微妙な三角関係ができてしまったのです。
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