鬼滅の刃の中でかっこいいキャラクターの代表格は、音柱・宇髄天元です。
3人の美人な嫁を持ち、端正な顔と屈強な肉体を派手に飾る天元は、華やかそのもの。
しかしながら、天元の本当の魅力は、強さと優しさのギャップにあります。
この記事では、宇髄天元がかっこいい理由を詳しく解説しながら、その魅力に迫っていきます。
ぜひ最後までご覧下さい!
【注意】宇髄天元の「髄」を「随」と間違えて「宇随天元」と書く方が少なくありません。ご注意ください。
正 | 宇髄天元 |
誤 | 宇随天元 |
宇髄天元のかっこいい理由は強さと優しさのギャップ
宇髄天元の強さは、その鍛え抜かれた肉体や高い戦闘能力、そして強気な言動からも明らか。
しかも派手な見た目や振る舞いによって、天元はより一層強く見えます。
ところがそんな天元の心の内に存在しているのは、まるで別人の様な優しさです。
天元は、自分の意思とは関係なく決められた3人の嫁を心から大切にし、嫁の願いに応えて生き方すら変えています。
そして戦闘に出れば仲間を常に気遣い、命がけで守ろうとします。
この様に、表面的な派手さや華やかさの合間に見え隠れする「強さと優しさのギャップ」こそが、宇髄天元のかっこいい魅力です。
強くて頼もしい宇髄天元がかっこいい
整った顔立ちと鍛え抜かれた肉体
鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
宇髄天元がかっこいい理由と言えば、まずはそのルックスの良さが挙げられます。
素顔になった時の顔立ちはキリッと美しく、人の容貌に厳しい吉原の女将でさえ思わずポーッとなってしまうほどでした。
またこの時の善逸は、天元のあまりの男前ぶりに激しく嫉妬し、キレた姿を見せています。
鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
そんな整った天元の顔に華やかさを加えているのが、大小の宝石が散りばめられた額当てと左目周りの化粧です。
しかも天元は、198㎝で95kgという大正時代には考えられないほどの恵まれた体格の持ち主。
特に筋肉がはち切れそうなほど鍛え抜かれた上腕部は、金の腕輪もあって存在感が抜群です。
強くて派手な戦闘能力
鬼滅の刃10巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
男として生まれ、しかも鬼と戦う鬼殺隊士にとっては、強さは必須。そうでなければ守れるものも守れません。
忍の出身の天元は、柱の中で誰よりも足が速く、腕力も岩柱に次ぐ強さ。それに加えて毒にも強い特殊な体を持っています。
そして弾薬を仕込んだ2本の巨大な日輪刀を振り回し、爆風・爆音と共に相手に強烈なダメージを与えていきます。
派手で豪快さがかっこいい天元に、地味な斬り合いは似合いません。
頼もしさを感じさせる強気な言葉
鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
宇髄天元は、強気な言動によって炭治郎達を鼓舞する姿を随所で見せています。
吉原に出かける前、炭治郎達3人を前にした「俺は神だ」発言もその一つ。
この時の天元は、あえて高圧的な言葉で自分の力を誇示することで、彼らの戦い前の不安を払拭しようとするかの様です。
鬼滅の刃10巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
続いてのシーンは、初めて上弦の鬼・堕姫と対戦した炭治郎がボロボロにされ、禰豆子の助けがなければ危うく命を落としかけるところです。
そこに現れた天元は、秒殺とも言える速さで堕姫の頸を切断。その直後、堕姫に向かって弱すぎなんだよと言葉を発します。
天元が炭治郎に圧倒的な力の差をさらっと見せつけた、頼もしくかっこいい姿でした。
鬼滅の刃10巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
最後に紹介したいのは、堕姫・妓夫太郎と1人で戦っていた天元の下に、炭治郎・善逸・伊之助が合流するシーンです。
天元が毒にやられたことを堕姫から聞かされ、不安そうな表情を見せる炭治郎。
しかし次の瞬間、そんな不安を一掃する様な強気の言葉が、天元の口から飛び出します。
「余裕で勝つわ ボケ雑魚がぁ‼︎ 毒が回ってるくらいの足枷があってトントンなんだよ」
天元はこうした強気の言葉を次々と発しながら、仲間を発奮させて戦いを勝利へ導いていきます。
自分の苦しさを微塵も感じさせない天元の姿は、まさにリーダーそのもの。非常に頼もしく、かっこいいの一言につきます。
冷静な分析のできる宇髄天元
天元はただ単に強気の言動を行うだけでなく、冷静な分析能力も併せ持っています。対戦中の妓夫太郎から「生まれから特別で、選ばれた才能がある」と妬まれた天元が、柱の中に自分よりも凄い隊士がいること、救えなかった命が大勢あったことを自覚している場面があります。
優しさに溢れた宇髄天元がかっこいい
ここぞという時の優しさ
鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
吉原に潜入する前の天元は、自分のことを神と言い、炭治郎達を塵と呼ぶ様な尊大な態度を取っていました。
ところが善逸からの連絡が途絶えた翌日、天元は炭治郎と伊之助に素直に謝り、吉原から出て行く様に告げます。
吉原にいる鬼が上弦だった場合、炭治郎達では階級が低すぎて対処できないという理由でした。
このシーンからは、口では彼らを塵と言いながらも、本当は彼らの命を守ろうとする優しさが伝わってきます。
鬼滅の刃11巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
戦闘の最中に、一緒に戦う仲間のことを常に気にかけてフォローをするのも天元の優しさです。
そのことを誰よりも理解しているのは、同じ様に心根の優しい炭治郎でした。
傷ついて限界を超えていた炭治郎は、少しでも天元の役に立とうとして体を張り、天元のピンチをまた防いでいきます。
見事な連携で宇髄天元が炭治郎と妓夫太郎を追い詰めて行くのはコミック11巻。U-NEXTなら無料トライアルで読めます。アニメ版も無料視聴できますので、ぜひお試し下さい。
常に嫁を守り大切にする男らしさ
鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
宇髄天元の優しさは、当然のことながら3人の嫁にも注がれています。
この嫁を守り大切にする男らしさこそ、天元をかっこいいと思わせる大きな魅力であることに疑う余地はありません。
天元は、自分や一般人、そして任務遂行よりも3人の嫁の命の方が大事という価値観の持ち主。
その為、嫁のピンチには必ず駆けつけて救い出しています。
そして堕姫・妓夫太郎との戦いの後には、天元はなんと嫁の願いに応えて柱を引退しています。
この様に嫁ファーストで生きる天元は、結婚して8年になる3人の嫁とはいまだに仲良しです。
宇髄天元の3人の嫁
天元には「須磨・まきを・雛鶴」という3人の嫁がいますが、自分の意思とは関係のない結婚です。宇髄家には、15歳になった時に一族の長が3人の嫁を選ぶというしきたりがありました。詳しくは別記事をご覧下さい。
宇髄天元の3人の嫁(須磨まきを雛鶴)の見分け方と特徴を解説!
宇髄天元の魅力は忍の過去で作られた
宇髄天元の魅力である強さと優しさは、どちらも忍時代の過去に培われたものです。
- 鍛え抜かれた肉体
- 強くて派手な戦闘能力
- 頼もしさを感じさせる強気な言葉
- ここぞという時の優しさ
- 嫁を大切にする男らしさ
兄妹が何人も命を落とした過酷な訓練で天元は、強靭な肉体・精神や諜報能力、弾薬による攻撃能力を手に入れました。
そして他人の命を何とも思わない父への反発から、魅力溢れる人間性を天元は身につけていきました。
天元は父や忍の価値観への強烈な違和感から忍の世界を抜けますが、かっこいい魅力の原点が忍時代の過去にあったのは皮肉なことです。
宇髄天元の壮絶な過去
忍の一族の頭領候補として育てられた天元には、壮絶な過去の生い立ちがありました。詳しくは別記事をご覧下さい。
宇髄天元がイケメンである真の理由|嫁ファーストの男らしさ