音柱・宇髄天元には、「須磨・まきを・雛鶴」という魅力あふれる3人の嫁がいます。
鬼が隠れ棲む場所として吉原が怪しいと睨んだ天元は、3人の嫁に潜入捜査をさせて鬼の情報を探っていました。
この記事では、宇髄天元の3人の嫁「須磨・まきを・雛鶴」の見分け方と特徴、そして3人の吉原での活躍について解説しています。
ぜひ最後までご覧下さい!
【注意】宇髄天元の「髄」を「随」と間違えて「宇随天元」と書く方が少なくありません。ご注意ください。
正 | 宇髄天元 |
誤 | 宇随天元 |
宇髄天元の3人の嫁
鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
【画像説明】左から「まきを」「須磨」「雛鶴」
宇髄天元の3人の嫁「須磨・まきを・雛鶴」は、いずれも「くの一」と呼ばれる女忍者です。
この3人の嫁は、忍の生き方に絶望して鬼殺隊に入った天元に付いて行き、鬼を倒す為の補佐をしています。
宇髄天元に3人も嫁がいた理由は、昔からのしきたりです。忍の家系である宇髄家は一夫多妻制で、15歳になると3人の嫁をもらいます。
一族の長が相性を考えて3人を選ぶことになっていますが、須磨だけは自らの意思で天元に嫁ぎました。
宇髄天元と3人の嫁の固い絆
宇髄天元は、自分や一般人の命、任務遂行よりも3人の嫁の命を大事にしていました。3人も天元を慕っており、天元が鬼の毒から回復した時には、全員が抱きついて泣きました。
宇髄天元がイケメンである真の理由|嫁ファーストの男らしさ
宇髄天元の3人の嫁の見分け方
鬼滅の刃15巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
【画像説明】左から「雛鶴」「まきを」「須磨」
宇髄天元の3人の嫁の見分け方のポイントは、髪型と着物の柄です。
髪型 | 衣装 | |
須磨 | 黒髪。前髪は下ろし、後ろ髪は束ねたり束ねなかったり。 | 黒無地の着物 |
まきを | 前髪が茶色で、左右二つに分けている。 | しま柄模様の着物 |
雛鶴 | 黒髪で、前髪は上げて後ろで一つに束ねている。 | 大小の四角柄の着物 |
宇髄天元の3人の嫁の特徴
性格 | 年齢 | 潜入先 | |
須磨 | 気弱で泣虫(末っ子気質) | 19歳 | ときと屋 |
まきを | 強気で短気(姉御肌) | 20歳 | 荻本屋 |
雛鶴 | 冷静でしっかり者(お姉さんタイプ) | 21歳 | 京極屋 |
宇髄天元の嫁|須磨
鬼滅の刃9巻・鬼殺隊見聞録・弐©吾峠呼世晴/集英社 より引用
須磨は、3人の嫁の中で最年少の19歳です。
もともと須磨の妹が天元の嫁候補でしたが、自分が嫁ぎたいと襖を突き破って大泣きした結果、須磨が結婚することになりました。
天元とは4歳違いで、結婚時点ではわずか11歳でした。
須磨は気弱で泣虫。自らを戦力にならない味噌っかすだと思っている他、事あるごとに大声で泣き叫んでいます。
その一方で、須磨は潜入先の「ときと屋」で階級が最上位の花魁になっており、意外にもしっかりとした教養や芸事も身に付けていたようです。
鬼滅の刃11巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
宇髄天元の嫁|まきを
鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
3人の真ん中の年齢になるまきをは20歳。
天元とは親戚関係にあり、12歳の時に天元に嫁いでいます。
身体能力がずば抜けており、周りをぐいぐい引っ張る行動力もありますが、とにかくまきをは短気。
すぐに泣き出す須磨に対してキレることが多く、ひっぱたくのに加えて、口の中に石を詰めようとしたこともありました。
鬼に捕まった際には、拷問を受けても天元達の情報を漏らさない精神力の強さを見せています。
鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
宇髄天元の嫁|雛鶴
鬼滅の刃9巻・11巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
左目の下の泣きボクロが印象的な雛鶴は、宇髄天元より2つ年下の21歳。3人の嫁の中では最年長ということもあり、まきを・須磨にとって頼れるお姉さん的な存在です。
雛鶴の出身は宇髄家に次いで格式の高い家で、結婚は13歳の時でした。
真面目で優しい雛鶴は、周囲を冷静に見回し、的確に状況判断をする能力の持ち主。まきをと須磨の喧嘩の仲裁もよく行なっています。
また忍として人の命を奪った過去のけじめとして、上弦の鬼を倒したら一線から退き、皆で普通の人間として生きることを望んでいました。
鬼滅の刃11巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
宇髄天元の3人の嫁の吉原での活躍
鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
宇髄天元の3人の嫁は、吉原にある3つの店に別々に潜入し、鬼の手がかりを探っていました。
ところが定期連絡が途絶えたことから、宇髄天元が炭治郎・伊之助・善逸を連れて吉原に入ります。
この吉原には、上弦の陸の強さを誇る兄妹鬼、妓夫太郎と堕姫が棲み着いており、これまでに22人もの柱が命を落としていました。
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堕姫に捕まり幽閉された須磨とまきを
鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
ときと屋に潜入した須磨は、花魁にまで登りつめた後に突然消息不明となり、周囲からは足抜けしたのではと噂されていました。
荻本屋に潜入したまきをは、具合が悪いからと部屋に閉じ籠っていましたが、実は部屋の中で堕姫の分身である帯に拷問を受けていました。
後に須磨とまきをは、多くの人と一緒に、地下で堕姫の帯の中に閉じ込められているところを伊之助に発見されます。
伊之助は次々と帯を切り裂いていき、須磨達は帯から脱出することができました。
人に襲いかかってくる帯ですが、やがて地面に穴を開けて登場した天元の攻撃を受け、本体となる堕姫の元へ逃げ戻りました。
毒を飲んで弱っていた雛鶴
鬼滅の刃9巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
京極屋に潜入していた雛鶴は、鬼の堕姫が扮する蕨姫から怪しまれて目をつけられます。
そこで毒を飲み、病気になったふりをして京極屋を出ようとしました。
しかし店を出る際に雛鶴は、蕨姫(鬼の堕姫)から監視・殺害用の帯を渡されてしまい、切見世で身動きが取れないまま毒に苦しんでいました。
やがて助けに来た宇髄天元は、蕨姫の帯をクナイで仕留め、雛鶴には解毒薬を飲ませています。
そして天元は、薬が効いたら吉原を出るように雛鶴に声をかけています。
- 切見世・・・最下級の女郎屋で、客がつかなくなったり、病気になった遊女が送られる場所
- クナイ・・・忍者が使う武器の一種
鬼と戦闘時の3人の嫁の動き
鬼滅の刃11巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
堕姫・妓夫太郎と天元や炭治郎達の戦いが行われている頃、3人の嫁は表には出てこないものの、さすがは忍という動きを見せています。
須磨とまきをは一般人の避難誘導を行い、多くの人の命を救っていました。
また吉原から出るようにと天元から言われていた雛鶴は、人けの無い裏路地を移動していました。
そして天元や炭治郎達が鬼の激しい攻撃を受けて窮地に陥った時、雛鶴は登場します。
自らの判断で、毒塗りの大量のクナイ攻撃を妓夫太郎に仕掛け、戦局を打開しました。
宇髄天元の死に直面する3人の嫁
鬼滅の刃11巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
宇髄天元は3人の嫁に囲まれながら、死に直面していました。
堕姫・妓夫太郎を倒したものの、天元は戦いの中で片目と片腕を失い、解毒剤の効かない毒にも侵されていたのです。
我を失って泣き叫び続ける須磨。天元の遺言をも遮る須磨の泣き声にキレるまきを。
須磨とまきをの喧嘩を抑えようとする雛鶴。
天元の死を前に、3人の嫁のキャラクターの違いが浮き彫りになります。
燃やされる宇髄天元に驚愕する3人の嫁
鬼滅の刃11巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
毒が回り、とうとう舌が動かなくなってきた宇髄天元。そこに禰豆子が突然現れ、天元を燃やし始めます。
3人の嫁は驚愕しますが、禰豆子の出す炎は血鬼術の一つ。天元の体内の毒を消し去るものでした。
すっかり顔色の良くなった天元を見た嫁達は、嬉しさのあまり天元にすがりついて泣きました。
炭治郎・伊之助・善逸の3人も生存。こうして鬼殺隊は1人の死者を出すこともなく、113年ぶりに上弦の鬼を撃破することができました。
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宇髄天元と3人の嫁のその後
鬼滅の刃23巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用
宇髄天元は吉原での戦いで片目と片腕を失ったのを機に柱を引退し、3人の嫁と一緒に平和に暮らします。
とは言っても天元が鬼殺隊の一員であることに変わりはなく、柱稽古では大勢の隊士をしごいていました。
天元の稽古はとてもハードですが、3人の嫁が炊きたてのご飯で作ったおにぎりのもてなしもあり、隊士にとっては飴とムチのバランスが絶妙でした。
のちに天元は、鬼舞辻無惨との最終決戦時にお館様の警護を担当。鬼を滅ぼしてからは、3人の嫁と一緒に炭治郎の病室を訪れ、仲の良さそうな姿を見せています。
【鬼滅の刃】宇髄天元がかっこいい!強さと優しさのギャップが魅力
須磨の好み
実は須磨、男性だけでなく女性も好きらしいと明かされています。上の画像もよく見ると、ハートが出るほど熱い抱擁を禰豆子にする須磨に対し、一緒にいた雛鶴とまきをがひいているのが分かります。