【呪術廻戦】兄弟だった虎杖悠仁と腸相の2人に流れる血の秘密

呪術廻戦の虎杖悠仁は一人っ子。祖父を亡くして以来、身寄りがありませんでした。

ところがそんな虎杖は、敵として戦っていた腸相と血のつながった兄弟だったのです。

そこには羂索という術師が関わっていました。

この記事では、虎杖悠仁と腸相が兄弟と判明していく過程や、二人に流れている血の秘密について詳しく解説しています。

どうぞ最後までご覧下さい。

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【呪術廻戦】腸相の弟の仇だった虎杖悠仁

虎杖悠仁が腸相という兄の存在をまだ知らなかった時のこと。

八十八橋にて虎杖と釘崎野薔薇は、協力して壊相と血塗という2体の兄弟呪霊を祓いました。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|虎杖悠仁に殺された腸相の弟(壊相と血塗)

呪術廻戦8巻©芥見下々/集英社 より引用

ところが不思議なことに、それらは祓われても消えることがありません。兄弟の呪霊はなぜか人間の肉体も持っていたのです。

同じ頃、夏油・真人と3人でボードゲームに興じていた腸相は、弟の死を知ります。

腸相には、弟達に起きる異変を察知する能力がありました。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|壊相と血塗の2人の弟が虎杖悠仁に殺された腸相

呪術廻戦8巻©芥見下々/集英社 より引用

そしてその時、腸相は虎杖悠仁の名前を頭に刻み込んだのです。壊相と血塗の二人の弟の仇として。

【呪術廻戦】虎杖と兄弟の可能性に動揺する腸相

腸相と虎杖悠仁の出会いは、渋谷駅構内。渋谷事変の時でした。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|弟の仇・虎杖悠仁に出会った腸相

呪術廻戦12巻©芥見下々/集英社 より引用

弟の仇である虎杖に対し、腸相は激しい攻撃で圧倒。ついにトドメを刺すところまで来ました。

ところが腸相の脳内に「存在しない記憶」が突然発生し、腸相は混乱します。

記憶の中での2人は明らかに兄弟。虎杖は腸相に「兄ちゃん」と呼びかけていました。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|存在しない記憶で混乱に陥る腸相

呪術廻戦12巻©芥見下々/集英社 より引用

あまりの事に何が起きたのか分からなくなった腸相は、ふらふらとその場を立ち去ります。

実はこの時、弟の異変を感じ取れる腸相の能力が、異変を知らせていたのです。

それによれば、虎杖は腸相の弟。あまりのことに呆然とした腸相は、しばらくうずくまってしまいます。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|仇だった虎杖悠仁が弟だと気付く腸相

呪術廻戦15巻©芥見下々/集英社 より引用

その後、偽夏油と対戦中の虎杖が再びピンチに陥った時、腸相は再び異変を察知しました。

これにより、腸相は虎杖悠仁が血のつながった兄弟であるとの確信を深めたのです。

【呪術廻戦】存在しない記憶とは?東堂葵と腸相に起きた謎を解く

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【呪術廻戦】腸相と虎杖悠仁の両親の血の秘密

3人の親を持っていた腸相

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|腸相の母親

呪術廻戦7巻©芥見下々/集英社 より引用

腸相の母親が悲劇に巻き込まれるのは、呪霊の子を身ごもれる特異体質だったことでした。

身に覚えのない懐妊をして異形の子を産んだことで、母親は周囲から迫害を受ける様になります。

そんな母親が子の亡骸を抱えて駆け込んだ先。それが、明治時代の悪名高い術師・加茂憲倫の開いた寺でした。

そこで母親は9度の懐妊と堕胎を繰り返し、9体の胎児の亡骸なきがらがこの世に残されます。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|腸相と弟達(受胎九相図)

呪術廻戦7巻©芥見下々/集英社 より引用

それらは後に呪胎九相図と呼ばれ、このうち1番から3番は特級に分類されるほどの呪物でした。

というのも、これらには人体実験によって加茂憲倫の血が混ぜられていたからです。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|腸相に入る加茂憲倫の血

呪術廻戦7巻©芥見下々/集英社 より引用

この呪胎九相図のうち1番〜3番を受肉させたものが腸相・壊相・血塗の3兄弟でした。

このことから腸相には「母親」「呪霊」「加茂憲倫」という3人の親がいたことが分かります。

偽夏油と加茂憲倫の正体は羂索

渋谷事変にて偽夏油が虎杖悠仁達との対戦中、再び弟の異変を察知した腸相は現場に訪れます。

そしてその時、腸相は重大な事実に気が付きます。

夏油になりすましていたのは腸相の親でもあり、母親を弄んだ憎き相手・加茂憲倫でした。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|加茂憲倫と名乗っていた偽夏油の羂索

呪術廻戦16巻©芥見下々/集英社 より引用

ところが判明した事実はそれだけではありません。

この偽夏油にとって加茂憲倫も数ある名の1つ。その実体は次々に他人の体を乗り換える術師だったのです。

後にこの偽夏油の正体は、羂索という術師であることが明らかになっています。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|加茂憲倫・偽夏油の正体は羂索

呪術廻戦17巻©芥見下々/集英社 より引用

虎杖悠仁の両親

虎杖悠仁は自分の弟である。そう確信した腸相は、何とか確証をつかもうとして虎杖に問いかけます。

「思い出せ、あったハズだ。オマエの父の額にも縫い目が。」

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|虎杖悠仁が弟だと思い込む腸相

呪術廻戦16巻©芥見下々/集英社 より引用

腸相は、1人の術師が加茂憲倫や夏油の肉体を乗り換えているのなら、虎杖の父親も同じに違いないと思ったのです。

その真相が明らかになるのは143話。乙骨憂太に殺されかけた虎杖に、赤ん坊の頃の記憶が蘇った時でした。

そこには父親の仁に抱かれた虎杖悠仁と祖父の姿。父親の額には縫い目は見当たりません。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|虎杖悠仁の父親・仁と祖父

呪術廻戦17巻©芥見下々/集英社 より引用

「あの女だけはやめとけ 死ぬぞ」「オマエが子供を欲しがっていたことも香織との間にそれが叶わなかったことも知ってる だが香織が死んだのは」

「お義父さん なんの話ですか?」

必死に父親を説得する祖父の話を遮ったのは、なんと額に傷のある女性でした。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|虎杖悠仁の生みの母親は羂索

呪術廻戦17巻©芥見下々/集英社 より引用

この女性が虎杖悠仁の母親であり、仁が結婚していた香織という女性の死に関わっている様です。

虎杖悠仁の両親は、「虎杖仁」と「額に傷のある女性」でした。

虎杖悠仁の生みの母親と確定した羂索

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|虎杖悠仁の友人・佐々木の手を引く羂索

呪術廻戦18巻©芥見下々/集英社 より引用

羂索が虎杖悠仁の親であると完全に確定するのは160話です。

羂索が現れたのは、ある少女の枕元。

死滅回遊の結界を張った羂索は、結界内に最初からいた人々の夢と現実の間に現れ、結界外へ誘導していたのです。

羂索に手を引かれ、結界の外へ歩いていく少女。そして少女が夢から覚める直前、羂索はお礼を口にします。

「そうだ、言い忘れる所だった。息子と仲良くしてくれてありがとう。」

【呪術廻戦】息子の虎杖悠仁と仲良くしてくれた佐々木に礼を言う羂索

呪術廻戦18巻©芥見下々/集英社 より引用

少女が「佐々木」と呼ばれて夢から覚めると、目の前には友人の井口の姿。

この2人は、かつて虎杖悠仁が所属していた杉沢第三高校のオカルト研究会のメンバーだったのです。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|虎杖悠仁が在籍していた杉沢第三高校オカルト研究会の佐々木と井口

呪術廻戦1巻©芥見下々/集英社 より引用

佐々木は、そこに集まっている人達が皆、ロン毛で袈裟姿の男の夢の話をしていることを知ります。

ただし息子のことを夢で言われたのは佐々木だけでした。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|羂索に息子と仲良くしたお礼を言われた佐々木が思い出したのは虎杖悠仁

呪術廻戦18巻©芥見下々/集英社 より引用

こうして羂索の息子と佐々木と虎杖悠仁の関係が繋がり、虎杖が羂索の息子であることが確定しました。

虎杖の母親の額には傷があります。これは羂索が女性の体を乗っ取った証拠。

つまり宿儺の器を作ろうとした羂索が、女性の体を使って虎杖悠仁を出産したのです。

だからこそ、虎杖悠仁は人間離れした身体能力を持ち、猛毒である宿儺の指を体に取り込んでも死ななかったのです。

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兄弟の絆を深めていった腸相と虎杖悠仁

結果的に羂索という共通の親を持つ兄弟だった腸相と虎杖悠仁。

しかし元々は敵同士だったこともあり、2人の関係はいきなり良好とはいかず、当初はぎこちない状態でした。

腸相が虎杖悠仁を弟と認めた瞬間

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|2人きりになる兄弟の腸相と虎杖悠仁

呪術廻戦16巻©芥見下々/集英社 より引用

渋谷事変後。腸相と虎杖悠仁が2人になる時間がありました。

「悠仁 俺に気を使うな 高専に戻っていいんだぞ・・・」と話す腸相に、虎杖が答えます。

「腸相こそいいのか?俺はオマエの弟も殺したんだぞ」

これに対し、あれは事故だったと答える腸相。そして初めて腸相の口から兄弟という言葉が出たのです。

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|虎杖悠仁を兄弟と認めた腸相

呪術廻戦16巻©芥見下々/集英社 より引用

「赦す 赦さないじゃない 兄弟とはそういうものだ」

過去の恨みを水に流した腸相が、虎杖悠仁本人を前にしてはっきりと兄弟と認めた瞬間でした。

これ以降、腸相は虎杖悠仁の兄として振る舞い、行動を共にするようになります。

虎杖悠仁が腸相を兄と認めた瞬間

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|腸相を兄貴と呼んだ虎杖悠仁

呪術廻戦17巻©芥見下々/集英社 より引用

今後のために虎杖悠仁を含む高専関係者が天元と接触する相談をしていた時のこと。

虎杖に同行していた腸相に対し、初顔だった禪院真希が言い放ちます。

「それはいいとして、コイツは誰だ。」

その時、虎杖がためらいながらも初めて兄貴という言葉を口に出します。

「とりあえず俺の・・・兄貴ってことで・・・」

それは何よりも弟を大切に思う腸相にとって、これ以上ない最高の一言。

こうしたやり取りを繰り返しながら、腸相と虎杖悠仁の絆は徐々に深まっていきました。

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腸相と虎杖悠仁の2人の親である羂索とは

【呪術廻戦】兄弟だった虎杖と腸相|他人の体を乗っ取って生きる羂索

呪術廻戦11巻©芥見下々/集英社 より引用

羂索とは1000年以上に渡って他人の肉体を転々としている術師。

脳を入れ替えることで、乗っ取った肉体の持っていた能力をも使いこなします。

元々の姿は明らかにされていませんが、五条悟を封印する時に自分の頭を開き、脳だけの姿をさらしています。

体を乗っ取った相手時期出来事

【呪術廻戦】腸相の親である加茂憲倫こと羂索加茂憲倫
(羂索の父親)

明治時代自分の血を混ぜた呪胎九相図を作成
【呪術廻戦】虎杖悠仁の母親だった羂索
(虎杖の母親)
2000年前後虎杖悠仁を出産

【呪術廻戦】夏油傑を乗っ取った羂索夏油傑

2017年以降渋谷事変を起こす
五条悟の封印

羂索は明治時代に自らの血を混ぜた呪胎九相図を作り、平成になってからは虎杖悠仁を出産しています。

こうして腸相と虎杖悠仁は、どちらも羂索の血が流れる兄弟となりました。

【呪術廻戦】虎杖悠仁の身体能力の秘密|母親が作った宿儺の器

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