【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|コンプレックスを自信に変えた強い女

鬼殺隊に入隊する剣士は、悲惨な過去の持ち主がほとんどです。

親兄弟や大切な人を鬼に殺され、その悲しみを繰り返さないために入隊を志願します。

そんな心に傷を負った剣士達の中で、底抜けに明るい笑顔を振りまくのは甘露寺蜜璃かんろじみつり

なぜなら、甘露寺には他の隊員のような悲惨な過去はありません。

甘露寺が鬼殺隊に入った理由は、「添い遂げる殿方を見つける」ためでした!

しかし、一見不純にさえ見える甘露寺の入隊の裏側には、誰にも語られていない悲しい過去があったのです。

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甘露寺蜜璃の過去|類い稀なる特異体質に生まれる

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|甘露寺蜜璃は筋肉密度が常人の八倍ある捌倍娘

鬼滅の刃14巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用

5人姉弟の長女として生まれた甘露寺は、生まれながらに恵まれた才能を持っていました。

華奢な見た目と裏腹に、普通の人の8倍もの筋肉の密度を持つ特異体質だったのです。

その実力たるや、1歳2ヶ月で15kgもある漬物石を軽々と持ち上げるほど。

そんな人並み外れた力持ちの甘露寺は、食欲も規格外でした。

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|驚異的な食欲の甘露寺蜜璃

鬼滅の刃12巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用

甘露寺の食欲はまさに底なし。

人の8倍もの密度がある筋肉を養うには、相撲取り3人分ぐらいのご飯ではまかなえません。

刀鍛冶の里で共に食事をした炭治郎は、甘露寺の平らげた皿の山を見て感心しています。

炭治郎のその反応に甘露寺は、「今日はそんなに食べてないけど」と恥ずかしそうです。

そんな甘露寺の大好物は桜餅ですが、大好きすぎて食べすぎました。

甘露寺は桜餅を8カ月間・1日170個も食べ続けた結果、髪の色が緑とピンクになってしいました。

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|桜餅の食べ過ぎで髪の色が変化

鬼滅の刃14巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用

しかし、どんなに甘露寺の見た目が可愛いくても

・怪力
・大食い
・奇抜な髪色

と三拍子揃うと、常識を超えた変人に見えてしまいます。

甘露寺が結婚を意識し始めた時、この恵まれた特異体質は大きなコンプレックスとなってしまったのです。

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甘露寺蜜璃の過去|特異体質がコンプレックスに

17歳だった甘露寺は、幸せな結婚を夢見てお見合いをしました。

しかしその結果は、意外にも破談に終わります。

それは、甘露寺が天から授かった才能・特異体質が理由だったのです。

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|お見合いが破談した甘露寺蜜璃

鬼滅の刃14巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用

君と結婚できるのなんて、熊か猪か牛ぐらいでしょう

そのおかしな頭の色も、子供に遺伝したらと思うとゾッとします

見合い相手に面と向かって全否定され、ズタズタに心を引き裂かれた甘露寺。

天から与えられた類い稀なる自分の体質に、コプレックスを抱くようになりました。

次のお見合いはなんとか成功させたい!!

そう考えた甘露寺は、男性が好みそうな女性に自分を偽ることにしたのです。

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|お見合いの為に自分を偽る甘露寺蜜璃

鬼滅の刃14巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用

・緑と桃色の髪を真っ黒に染め
・もりもり食べたいのを我慢して少食を装う
・力が有り余っているのにか弱いふりをする

こうした甘露寺の涙ぐましい努力は功を奏し、やがて「結婚したい」と申し出てくれる男性が現れます。

しかし結婚を目前にした甘露寺は、ふとこう思います。

こうやって自分を偽って一生を生きていいのだろうか?

甘露寺の心の中に芽生えた違和感は、日に日に大きくなっていきます。

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|偽りの自分に感じた違和感

鬼滅の刃14巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用

結婚のために、死ぬまで自分を偽って生きて幸せなのか?

順調に縁談が進むにつれ、甘露寺ははっきりと「おかしい」と感じようになります。

私が私のままできること人の役に立てることがあるのではないか?

私のまま私がいられる場所はこの世にないのだろうか?

よく食べて、力が強く、髪の色が緑と桃色のままの私を好きになってくれる人はいないのか?

この願いを全て満たしてくれる場所を求め、甘露寺は縁談を自ら断ったのです。

甘露寺蜜璃の過去|自分らしくいられる場所

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|煉獄杏寿郎の弟子だった甘露寺蜜璃

鬼滅の刃 外伝©平野稜二/集英社 より引用

決まりかけた縁談を断り、自分らしく生きることを決めた甘露寺。

すると何を思ったか、大きな方向転換をします。

己の恵まれた身体能力を活かすべく、後に炎柱となる煉獄杏寿郎れんごくきょうじゅろうの継子(弟子)になったのです。

するとわずか半年て最終選別を突破し、鬼殺隊の一員になってしまいました。

持ち前の明るさで、辛い修行もなんのその。

そして意欲的に食べたいだけ食べ、強くなればなるほど周りに認めらていきます。

甘露寺にとって鬼殺隊は自分らしく輝ける場所となっていきました。

そんな鬼殺隊を大切に思う甘露寺ですが、隊服には少々疑問があったようです。

【甘露寺蜜璃は隊服までも規格外】

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|鬼殺隊の隊服も規格外

鬼滅の刃 外伝©平野稜二/集英社 より引用

鬼殺隊には女性隊員も珍しくありません。

しかし甘露寺蜜璃の隊服のみ、なぜか大きく胸がはだけています。

今にも乳がこぼれ落ちそうなその隊服に、さすがに煉獄も最初は「あられもない!」と一喝。

ですが、鬼殺隊の縫製係の前田まさおに「これが鬼殺隊の女子の公式です」と言われた甘露寺蜜璃。

仕方なくこのセクシー隊服を着用していました。

しかし同じく女性で蟲柱の胡蝶しのぶに会った時、この隊服が縫製係の陰謀だと知ることになります。

甘露寺蜜璃の隊服が胸がはだけている理由は、別記事で詳しく書いています。合わせてご覧ください。
甘露寺蜜璃の隊服は縫製係の罠!でも本当の理由は古事記にある

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甘露寺蜜璃の過去|添い遂げる殿方と出会うため柱になる

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|鬼殺隊の入隊理由は添い遂げる殿方を見つけるため

鬼滅の刃12巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用

ありのままの自分でいられる場所が、まさかの「鬼殺隊」だった甘露寺蜜璃。

甘露寺の天に与えられた規格外の身体能力は、鬼と戦う剣士に最適でした。

とはいえ、もともと戦うのが好きなわけでもない甘露寺が、なぜそこまで頑張れたのか?

それは自分より強い殿方を見つけ、添い遂げるためだったからです。

甘露寺の鬼殺隊に入った理由は、自分らしくいられる場所を求めてのこと。

しかし同時に、自分より強い男性に出会うことも意味していました。

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|産屋敷耀哉から認められた甘露寺蜜璃

鬼滅の刃14巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用

鬼殺隊に入った甘露寺にとって、自分より強い男とは鬼殺隊の最強剣士である柱をさします。

しかしたとえ鬼殺の剣士になったとしても、最高峰の柱達に会うチャンスは滅多にありません。

そこで甘露寺は自ら強くなり柱になれば、柱に会える機会が増えると考えたのです。

持ち前の人並み外れた筋力は、鬼殺の剣士として申し分のない才能でした。

辛い修行も、恐怖で逃げたしたくなるような修羅場に耐え抜き、甘露寺はついに柱に昇格します。

こうして恋柱こいはしら・甘露寺蜜璃が誕生したのです。

ただ自分よりも強い殿方と添い遂げるために頑張ってきた甘露寺。

ですが自分を認めてくれた鬼殺隊という場所に、特別な思いを抱くようになります。

甘露寺蜜璃の過去|鬼殺隊が特別な場所へと変わる

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|自分の居場所となった鬼殺隊

鬼滅の刃14巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用

華奢で可愛らしい見た目と裏腹に、桁外れの大食いで力持ち

そんな自分を認められなかったのは、他でもない甘露寺自身でした。

しかし鬼殺隊に入り、自分がコンプレックスに感じていたものは、優れた才能だったと気づかされます。

甘露寺は自分を認めてくれた鬼殺隊に何より感謝し、自分の居場所だと感じるようになりました。

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|仲間を守るために怒る甘露寺蜜璃

鬼滅の刃14巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用

「この人が希望の光だ」

刀鍛冶の里の戦いで絶体絶命のピンチを、甘露寺に助けられた炭治郎の一言で奮い立ちました。

私は人を守るために強く生まれた選ばれし女。

もう他人の目を気にして自分の力を抑える必要なんてない!!

甘露寺はすべてのコンプレックスを自信に変えて、すべての力を出すことができるようになったのです。

しかし自分に自信を持てるようになった甘露寺ですが、恋には奥手でした。

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甘露寺蜜璃が添い遂げたいと思う殿方

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|一緒に外食する伊黒小芭内と甘露寺蜜璃

鬼滅の刃14巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用

甘露寺蜜璃は誰にでもキュンとするため、恋多き女性と思われがちです。

しかし、甘露寺が心からお慕いしている殿方はただ一人。

蛇柱へびばしら伊黒小芭内いぐろおばないです。

甘露寺は伊黒の前では唯一自分らしく、食べたいだけご飯を楽しく食べることができました。

なぜなら伊黒は美味しそうにご飯を食べる甘露寺を、いつも温かく見守ってくれるからです。

実は伊黒もまた底抜けに明るい甘露寺が大好きで、密かに好意を寄せていたのです。

その証拠に伊黒は縞柄のハイソックスを甘露寺にプレゼントしています。

両思いなのになかなか距離の縮まない二人の恋の行方は、別記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

【鬼滅の刃】公式カップル一覧|出会いから恋愛・結婚とその後!
【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の死亡シーン!伊黒と共に逝く恋柱の最後

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甘露寺蜜璃の過去|コンプレックスを自信に変えた強い女

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|コンプレックスを自信に変えた強い女

鬼滅の刃14巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用

類い稀なる特異体質に生まれた甘露寺蜜璃。

しかし17歳で破談を経験したことで、この恵まれた資質をコンプレックスに思うようになりました。

幸せな結婚をするために、自分を偽ってみたもの自分の中で違和感が募るばかり。

「自分らしく生きる」ことを決意した甘露寺が選んだ道が、まさかの鬼殺隊だったのです。

人並み外れ大食い&怪力も、鬼殺の剣士となればすべてが優れた才能に早変わりしました。

【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去|コンプレックスを自信に変えた強い女

鬼滅の刃14巻©吾峠呼世晴/集英社 より引用

そんな甘露寺は自分より強い殿方と出会い、幸せな結婚をするために鬼狩りの道を極め続けます。

結果、トキメクハートが恋の炎のごとく燃え上がる、恋柱・甘露寺蜜璃が誕生したのです。

破談という悲しい過去で背負ったコンプレックスを、甘露寺は見事に自信に変えた強い女でした。

甘露寺蜜璃

出身地:東京都 麻布区 飯倉
誕生日:6月1日
年齢:19歳
身長:167cm
体重:56kg
趣味:料理
特技:メンコで負け知らず
好きな食べ物:桜餅

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