呪術廻戦の中で個性的なキャラと言えば、呪術高専東京校2年生のパンダが挙げられます。
パンダの正体は突然変異呪骸。簡単に言えば、「呪力で動く人形(呪骸)」が突然変異したものです。
しかもパンダには、呪術高専東京校の夜蛾学長の息子の魂が込められていました。
この記事では、夜蛾学長の最高傑作であるパンダの正体について、詳しく書いています。
ぜひ最後までご覧下さい。
【呪術廻戦】パンダの正体は特別変異呪骸
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
パンダの正体は突然変異呪骸。簡単に言えば、「呪力で動く人形(呪骸)」が突然変異したものです。
普通の呪骸は、他から呪力を得られないと自分で動くことができません。
ところが突然変異したこのパンダは、「自分で呪力を作り出して動くだけでなく、感情まで持っている呪骸」なのです。
【呪術廻戦】パンダは夜蛾学長の最高傑作
パンダを作り出したのは、呪術高専東京校の夜蛾学長です。
夜蛾学長は見た目に反してカワイイ物好き。時間があるとよく呪骸を作っています。
呪術廻戦1巻©芥見下々/集英社 より引用
そんな夜蛾学長は、物に呪力を込めて動かす呪術「傀儡呪術学」の第一人者でした。
だからこそ、自分で呪力を作り出して動き、感情まで持つ「最高傑作の呪骸・パンダ」を作れたのです。
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
人間同様の感情を持つパンダは、高いコミュニケーション能力の持ち主。
呪術高専の仲間たちとも仲が良く、後輩にとっても頼りになる存在です。
戦闘時のパンダは高い分析能力を発揮し、得意の接近戦に持ち込んで戦います。
【呪術廻戦】3つの核を持つパンダ
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
パンダの様に人の手で作られた人工的な呪骸には、心臓となる “核” があります。
普通は1つの呪骸に1つの核。ところがパンダには3つの核がありました。
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
パンダの内部にある3つの核。それは「パンダ核」「ゴリラ核」「お姉ちゃん核」です。
- パンダ核・・・バランス重視
- ゴリラ核・・・短期決戦 パワー重視 お兄ちゃん
- お姉ちゃん核・・・照れ屋なお姉ちゃん
そしてパンダは、メインの核を入れ替えることで体の形を転換することができます。
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
パンダ核
通常パンダがメインの核に使っていて、その時の姿は通常モードです。
二足歩行するその動き方は、人がパンダの着ぐるみを着ている様にしか見えません。
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
ゴリラ核
メインの核をゴリラ核に入れ替えると、パンダの体はゴリラモード。歩き方も四つ足となります。
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
目付き鋭く、口には牙。長くなった前脚からは強烈な打撃を繰り出します。
得意技は防御不能な「激震掌(ドラミングビート)」。
強烈な掌打で、防御している相手にもダメージを与えることが出来ます。
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
パワーが増加する代わりに呪力を大量消費するので、長時間は持ちません。
お姉ちゃん核
「お姉ちゃん核」については、まだ謎に包まれています。
分かっていることは、このお姉ちゃんが恥ずかしがり屋ということだけ。
そんなお姉ちゃんが登場する時、パンダはとてつもない力を発揮するのではないでしょうか。
【呪術廻戦】パンダ核の正体は夜蛾学長の息子の魂
夜蛾学長は、パンダ(完全自立型の呪骸)の作り方を楽巌寺学長に伝えていました。
呪術廻戦17巻©芥見下々/集英社 より引用
ここでの大きなポイントは2つありました。
呪骸の核には肉体の情報からコピーされた魂の情報が入力されていること。
相性の良い魂が入った3つの核を1つの呪骸に入れること。
核に入力されている魂の情報
呪骸の核に魂の情報が入ると、呪骸の中身は魂の持ち主だった人とそっくりになります。
かつて夜蛾学長は部下の日下部に頼まれ、パンダとは別の完全自立型の呪骸「タケル」を作っています。
その呪骸の核には、日下部の甥だった故人タケルの魂の情報が入力されていました。
呪術廻戦17巻©芥見下々/集英社 より引用
その当時、息子のタケルを亡くした日下部の妹は、悲しみのあまり廃人となっていました。
車椅子に乗ったまま動くこともなく、表情1つ変えることのない妹。
そんな彼女に引き合わされた呪骸の「タケル」は、一目で自分の母親だと認識します。
呪術廻戦17巻©芥見下々/集英社 より引用
息子の口癖だった「天才だろ?」を「タケル」が口に出した時、母親の脳裏に息子の姿が蘇ります。
そして思わず駆け寄り、泣きながら抱きしめたのです。
この様に魂の情報が込められた呪骸の声や行動は、母親に実の子供だと思わせるほどのものでした。
呪術廻戦17巻©芥見下々/集英社 より引用
パンダ核の正体は夜蛾学長の息子の魂
それでは、夜蛾学長の最高傑作パンダには一体誰の魂の情報が入力されているのでしょうか。
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
パンダには「パンダ核」「お兄ちゃん核(ゴリラ核)」「お姉ちゃん核」の3つの核がありました。
1つの核には1つの魂の情報が入力されているので、パンダには3つの魂の情報が入っているのです。
これらの魂の情報が誰のものなのか、正体はまだ明らかにされていません。
しかし夜蛾学長がパンダを「息子」と呼んでいることから、「パンダ核」の正体は夜蛾学長の息子の魂だと考えられるのです。
夜蛾学長がパンダを息子と呼ぶ理由
夜蛾学長は、自分の命を狙う刺客から行き先を問われた際にこう答えています。
「息子に会いに」
呪術廻戦17巻©芥見下々/集英社 より引用
実はこの時、死刑囚となった夜蛾学長をおびき寄せる為にパンダが捕まっていました。
最高傑作とは言え、パンダもただの呪骸。わざわざ命の危険を冒して助けに行く理由がありません。
しかしパンダが息子の魂の入った特別な呪骸だとすればどうでしょうか。
夜蛾学長がパンダに対して「息子」という表現を使ったのも、その行動も納得がいきます。
ちなみに、捕まっていたパンダは日下部に助け出されます。これも、伏線の1つだと考えられます。
呪術廻戦17巻©芥見下々/集英社 より引用
夜蛾学長の息子
夜蛾学長はバツイチですが、息子の詳細は不明です。しかし夜蛾学長が息子を助けに行くシーンの直前には、日下部の甥の「タケル」についての回想シーンが入っていました。このことからも、息子を亡くした夜蛾学長がその魂を込めたのが、パンダだったと考えられます。
死亡した夜蛾学長の前で泣くパンダ
呪術廻戦17巻©芥見下々/集英社 より引用
夜蛾学長は京都校の楽巌寺学長が執行人となって処刑されてしまいます。
パンダが現場に駆け付けたのは、夜蛾の死亡後のことでした。
夜蛾の変わり果てた姿を見たパンダは、滝の様な涙を流し、号泣。
呪術廻戦17巻©芥見下々/集英社 より引用
夜の闇に、パンダの鳴き声が響き渡りました。
夜蛾学長の死に対するこのパンダの行動は、息子の魂の情報が核に入力されていたのなら当然と言えます。
【呪術廻戦】パンダの正体をひとまとめ
パンダの正体についての情報を一覧でまとめました。
パンダの正体① | 夜蛾学長の作った「最高傑作」の呪骸(呪力で動く人形) |
パンダの正体② | 特別変異呪骸(自分で呪力を作り出して動き、感情まで持つ呪骸) |
パンダの正体③ | 魂の情報が込められた核を3つ持つ(ゴリラ核・パンダ核・お姉ちゃん核) |
パンダの正体④ | 夜蛾学長の息子の魂の情報がパンダ核に入力 |
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