【呪術廻戦】釘崎野薔薇の過去|村社会への反発と自分らしさの追求

呪術廻戦に登場する釘崎野薔薇の過去は、生まれ故郷の村で積み重ねられたもの。

しかし狭い村社会に存在していたのは、周囲との違いが許されず、協調することが絶対の価値観でした。

釘崎にとってそんな村での暮らしは苦痛でしかなく、自分らしさを貫くには、上京するという選択しかありません。

そしてその為には、身につけていた呪術師としての能力に頼るしかなかったのです。

この記事では、釘崎野薔薇の過去について、故郷の村を嫌悪する理由や呪術師になった背景を絡めながら詳しく解説していきます。

ぜひ最後までご覧下さい。

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【呪術廻戦】釘崎野薔薇の過去①村社会を嫌悪する理由

【呪術廻戦】釘崎野薔薇の過去|家を後にする釘崎

呪術廻戦 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 より引用

釘崎野薔薇の故郷は、代々住み続けている人が大半を占める東北のど田舎にある村。

その狭い村社会では、仕事や血縁関係などのしがらみが何重にもあり、自然と周囲への同調を強く求める空気が生まれます。

それこそが釘崎野薔薇が故郷の村を嫌う理由でした。

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よそ者扱いに苦しんだ釘崎の母親

村で生まれ育った釘崎野薔薇は、よそ者ではなく村の「内側」とも言える人間です。

しかし釘崎は、小学校一年生の時には既に村の人達を嫌っていたのです。

【呪術廻戦】釘崎野薔薇の過去|村人を嫌っていた釘崎

呪術廻戦15巻©芥見下々/集英社 より引用

「狭ぇ村だからさ 友達になるより他人になる方が難しいんだよ」

釘崎がこの様な大人びた発言をするのには、母親の影響がありました。

ど田舎で生まれ育った釘崎ですが、意外にもその言葉はなまっていません。

これについて公式ファンブックでは、「母が訛っていないから」と記されています。

このことが暗に示すのは、「釘崎の母親も標準語を使う地域から村に嫁いで来ていた」こと。

よそ者だった母親は、村に馴染むのに苦労したに違いありません。

そんな母親の姿を見たり、愚痴を聞いて育った釘崎が、村人に対していい感情を持つはずがありません。

その結果、小学校に入ったばかりの釘崎が仲良く遊んでいたのは、入学に合わせて村に越して来た「よそ者」のふみだけでした。

釘崎に村を見限らせた沙織ちゃんの排除

【呪術廻戦】釘崎野薔薇の過去|釘崎が憧れていた沙織ちゃん

呪術廻戦15巻©芥見下々/集英社 より引用

自分達と違う価値観や考え方を異分子と見なして排除するのが、狭い村社会でのお約束。

釘崎にとって憧れの人だった沙織 (さおり) ちゃんも、村人達にとっては異分子でした。

なぜなら東京から越して来た沙織ちゃん一家は裕福でお洒落、そして上品。

全てが村の人達と異なっていました。

【呪術廻戦】釘崎野薔薇の憧れていた沙織(さおり)ちゃんの一家は村八分

呪術廻戦 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 より引用

沙織ちゃん一家が村人からの執拗な嫌がらせによって村を追い出されたことは、釘崎が村を完全に見限るきっかけとなったのです。

【呪術廻戦】沙織(さおり)ちゃんを徹底解説!釘崎野薔薇の憧れの人

【呪術廻戦】釘崎野薔薇の過去②呪術師になった背景

釘崎が呪術師になったのには、特別な理由はありません。

呪術師の家系に生まれた釘崎は、幼いうちから呪術師だった祖母に仕込まれていたのです。

こうして釘崎は、高専入学前からすでに呪術師としての活動を行っていました。

その為、上京直後に六本木へ呪いを祓いに行った時には、「呪いって危ねーんだよ」と言う虎杖に対し、マジ切れしています。

【呪術廻戦】釘崎野薔薇の過去|虎杖にマジ切れする釘崎

呪術廻戦1巻©芥見下々/集英社 より引用

「最近までパンピーだった奴に言われたくないわよ」

そう言い放った釘崎は、虎杖を蹴っ飛ばしています。

これらから分かるのは、釘崎にとっては「呪い」や「呪術」が身近なものであったということ。

逆に呪いを見ることのできない村人にとって釘崎やその祖母は、どこか異質の存在に映ったのかもしれません。

過去から解放された釘崎野薔薇

【呪術廻戦】釘崎野薔薇の過去|田舎が嫌で東京に住みたかった釘崎

呪術廻戦1巻©芥見下々/集英社 より引用

釘崎野薔薇が呪術高専に入学した理由。それは、田舎が嫌で東京に住みたかったから。

お金のことを気にせずに上京するには、他に選択肢がなかったのです。

高専への入学は呪いとの戦いに命を懸けることを意味しますが、釘崎にとっては「私が私らしくあること」こそが大切。

自分を押し殺して村で暮らし続けるということは、釘崎にとって死んだも同然でした。

【呪術廻戦】釘崎野薔薇の過去|自分らしくありたい釘崎

呪術廻戦1巻©芥見下々/集英社 より引用

一刻も早く村を出たかった釘崎ですが、呪術を仕込んだ祖母はもっと手元で育てたかった様です。

こうして釘崎と祖母が揉めた結果、釘崎は6月という中途半端な時期での上京となりました。

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