呪術廻戦に登場するメカ丸は、ロボット型の傀儡。生まれながらに身体の欠損や痛みを抱える「 与 幸吉 」が遠隔操作しています。
そんなメカ丸の別の顔。それは呪術高専の情報を呪霊側に密かに流す内通者でした。
やがて裏切りをやめたメカ丸は、特級呪霊・真人に戦いを挑み、死亡します。
この記事では、メカ丸の最後の戦いとなった真人戦での死亡シーンや、メカ丸の裏切り行為の背景について詳しく書いています。
ぜひ最後までご覧下さい。
【呪術廻戦】メカ丸 (与 幸吉) の死亡に関する情報
メカ丸 (与 幸吉) の死亡に関する情報をひとまとめにしました。
メカ丸 (与 幸吉) の死亡時の相手 | 特級呪霊・真人 |
メカ丸 (与 幸吉) の死亡時の年齢 | 17歳 |
メカ丸 (与 幸吉) の死亡場所 | ダム |
メカ丸 (与 幸吉) の死亡原因 | 真人の無為転変 |
メカ丸 (与 幸吉) の最後の戦いの登場箇所 | 9巻79話、10巻80〜82話 |
メカ丸の死亡シーンは真人戦
呪術廻戦9巻©芥見下々/集英社 より引用
メカ丸( 与 幸吉 )が最後に戦った相手は、特級呪霊・真人です。
真人と事前に交わしていた縛りによって肉体を取り戻した 与 幸吉 は、呪霊側との戦いに挑みます。
巨大なロボット型の「究極メカ丸 絶対形態」に乗り込み、長年チャージしてきた呪力を攻撃に活かす与 幸吉。
あと一歩のところまで真人を追い詰めるものの、最後は操縦席の装甲を破られ、死亡してしまいます。
メカ丸が裏切り行為をしていたわけ
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
メカ丸を遠隔操作していた 与 幸吉 には、生まれながらにして肉体に強制された縛り(天与呪縛)がありました。
与 幸吉の天与呪縛
与 幸吉には、「右腕・両膝から下の肉体・腰から下の感覚」がありません。肌は月明かりで焼けるほどもろく、常に全身の毛穴から針で刺された様に痛みました。
身体の欠損や痛みに苦しむ 与 幸吉 は、暗い地下室の中で生命維持装置に繋がれた孤独な生活を余儀なくされます。
メカ丸が誕生したのも、その代償として「広大な術式範囲(日本全土)」「実力以上の呪力出力」を得た結果だったのです。
しかし 与 幸吉 にとっては、健康な肉体を手に入れることが何よりの願いでした。
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
そんな与 幸 吉 の気持ちに付け込んだのが呪霊側。呪術高専側の情報と引き換えに、身体を五体満足の状態にするという縛り(契約)を持ちかけたのです。
こうして裏切り行為に手を染めた 与 幸 吉 ですが、呪霊側が京都校の仲間達に手出しをしないことも条件に入れていました。
健康な肉体を手に入れたメカ丸(与 幸吉)
呪術廻戦9巻©芥見下々/集英社 より引用
高専側の情報を呪霊側に流していたメカ丸(与 幸吉 )ですが、京都校の仲間に手を出されたことで、裏切り行為をやめてしまいます。
そんなメカ丸(与 幸吉)は、呪霊側からすると渋谷事変の情報を握る邪魔者でしかありません。
こうして夏油・真人の呪霊側は、メカ丸(与 幸吉)を殺すことになったのです。
ただし両者の間には縛り(契約)があった為、呪霊側は先に真人の「無為転変」の術式を使い、与 幸吉の体を治しました。
呪術廻戦9巻©芥見下々/集英社 より引用
大量のメカ丸で真人と戦う与 幸吉
完全な体を手に入れた与 幸吉 は、自分の足でバスタブから降り立ち、真人に戦いを挑みます。
呪術廻戦9巻©芥見下々/集英社 より引用
与 幸吉はこの時に備えて、コツコツと準備をしてきました。それがメカ丸の製作です。
無数のメカ丸が湧き出たかと思うと、一気に真人に襲いかかります。
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
ところが特級呪霊・真人の前では、大量のメカ丸であっても全く歯が立ちません。
メカ丸が真人の拳で一掃された時、与 幸吉の姿もその場から消えていました。
究極メカ丸 絶対形態
与 幸吉 が逃げ去ったと思っていた真人。そこに突如として現れたのが、与 幸吉の秘密兵器「究極メカ丸 絶対形態(モード・アブソリュート)です。
これは巨大メカ丸の「走行傀儡究極メカ丸試作0号」に与 幸吉が乗り込み、操縦するという形態でした。
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
この巨大メカ丸の特徴は、分厚い装甲。そして縛りで得た呪力のチャージによる特級クラスの呪力出力です。
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
こうして戦いの火ぶたが、本格的に切られたのです。京都校の仲間に会いに行くため、そして好きだった三輪霞を守るために。
メカ丸の強力な攻撃
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
呪力チャージ1年によってメカ丸の掌から放たれたのは「大祓砲(ウルトラキャノン)」です。
この砲撃と拳による打撃の威力は強く、ダムを次々と破壊していくほど。
更には呪力を2年分チャージした「二重大祓砲(ミラクルキャノン)」と、メカ丸は次々に攻撃を畳み掛けていきます。
真人もそれらの攻撃をかわしながら、攻めの姿勢を崩しません。
しかしメカ丸には秘策がありました。それがシン・陰流「簡易領域 」だったのです。
三輪霞のシン・陰流「簡易領域 」を使うメカ丸
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
メカ丸(与 幸吉)は、三輪霞の必殺技であるシン・陰流 「簡易領域 」を使うことができました。
これはもともと門外不出の呪術。しかし三輪霞を視てきたメカ丸は、「簡易領域」を習得し、4本の筒に封じ込めていたのです。
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
そして息の詰まる様な攻防の中、メカ丸はついに真人に対して3本目の「簡易領域」を背後から打ち込みます。
メカ丸の指が真人の体を貫いた次の瞬間、真人の体は弾け、同時に真人が展開していた領域も解けていきました。。。
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
思わず雄叫びを上げるメカ丸。勝利がすぐそこまで見えてきました。
メカ丸の死亡シーンと悲しい最後
勝てる‼︎皆に会える‼︎
余力を残した状態で夏油と闘えるのは、与幸吉にとって嬉しい誤算。
勝利に向かってメカ丸が夏油へ砲撃を浴びせようとした時でした。
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
倒したはずの真人が、メカ丸のコックピットをブチ破って来たのです。
こうなっては他に手はありません。与幸吉は簡易領域の筒を手にし、真人の体に直接打ち込むことに決めました。
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
しかし領域が真人の体に届くよりも早く、真人の手が与幸吉に向かって伸びてしまいます。
こうして与幸吉は、メカ丸のコクピット内で死亡します。死因は真人の無為転変でした。
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
それは偶然にも、与幸吉が直接会いたいと願っていた三輪霞が、高専の校舎内で寝ているメカ丸に「いつか会いに行くからね」と告げた時。悲しいすれ違いを生んだメカ丸の最後でした。
メカ丸が倒したはずの真人が死亡していなかった理由
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
メカ丸は「簡易領域」を封じ込めた筒を充填し、真人に打ち込んでいました。
そしてその結果、真人の体は弾け、真人が展開していた領域も解けていきます。
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
この状況から、メカ丸が真人を倒したと確信したのも無理はありません。
しかしここには、自分の姿形を自由自在に操ることができる真人の、計算された行動が隠されていました。
真人はメカ丸の「簡易領域」が発動するタイミングに合わせ、自ら弾けていたのです。
そして領域を解くことによって死亡した様に見せかけていたのでした。
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