呪術高専京都校の三輪霞に対し、思いを寄せていたのが同級生のメカ丸です。
メカ丸は五体不満足だった本体「 与 幸吉 」に遠隔操作されていたロボット型の傀儡。そんなメカ丸に対し、常に明るく接していたのが三輪霞でした。
メカ丸の望みは健康な体を手に入れること、そして大好きな人を側で守ることです。
しかしそんな願いも虚しく、メカ丸の思いが三輪霞に伝わるのは、メカ丸の死後のこと。その死には、メカ丸自身の呪術高専に対する裏切りが関係していました。
この記事では三輪霞とメカ丸の関係や、最後の結末について詳しく書いています。
ぜひ最後までご覧下さい。
【呪術廻戦】三輪霞とメカ丸の関係
三輪霞とメカ丸の関係と言えば、メカ丸の一方的な片思いだと思う方も多いかもしれません。
ところが、必ずしもそうとは言い切れない部分もあるのです。
またこの二人の関係を語るには、メカ丸の本体もキーポイントになってきます。
メカ丸の本体は 「与 幸吉 (むた こうきち)」
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
メカ丸は準1級の実力をもつロボット型の傀儡。傀儡とは操り人形のことで、本体は「 与 幸吉 」です。
呪術廻戦4巻©芥見下々/集英社 より引用
与 幸吉 は生まれながら肉体に強制された縛りである “天与呪縛” に苦しみ、生まれた時から「右腕」「両膝から下」「腰から下の感覚」が無いので、歩くこともできません。
しかも 与 幸吉 の肌は、月の明かりでも焼ける程もろく、常に全身を針で刺したように痛みます。
そのため地下の暗い一室で、生命維持装置に繋がれたまま独りぼっち。こんな生き地獄の様な状況が 与 幸吉 の毎日でした。
呪術廻戦4巻©芥見下々/集英社 より引用
準一級という高い呪術能力を得ていたメカ丸こと 与 幸吉 ですが、それを捨ててでも普通の肉体を手に入れたいと願っていました。
三輪霞が好きだったメカ丸
メカ丸を通じて外の世界に触れていた 与 幸吉 は、呪術高専に入って三輪霞に出会います。
コンプレックスの塊だった 与 幸吉 が、分け隔てなく優しく接する三輪霞に心を奪われるのも、無理はありません。
メカ丸が三輪霞に好意を抱いていたことは、所々の描写から明らかでした。
例えば姉妹校交流戦でメカ丸がパンダに敗れた場面。
「 なんで呪術師をやってんだ? 何か叶えたいことがあるなら俺はお前を手伝うぜ 」
そうパンダに言われてメカ丸の脳裏に浮かんだものは、呪術について語る加茂と東堂、そしてバレンタインの時の三輪霞の姿でした。
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
次いでメカ丸は、健康な体を手に入れ、生命維持装置から離れて歩き出した自分の姿を思い描きます。
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
更にアニメ版では、このメカ丸の歩き出した場面の後ろに、追加シーンがありました。
それがクローズアップされた三輪霞の姿だったのです。
呪術廻戦16話©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 より引用
メカ丸の視線に気付いた三輪霞は、満面の笑顔で大きく手を振り始めます。
呪術廻戦16話©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 より引用
そんな三輪霞を含む京都校の仲間たちの姿もありました。
呪術廻戦16話©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 より引用
メカ丸にとって叶えたい望みとは、自分で歩いて京都校の皆に会いに行くこと。そして中でも、三輪霞は欠かせない存在だったのです。
呪術廻戦のアニメ版は、全話無料で見ることが可能です。ぜひU-NEXTの無料トライアルをお試し下さい。→U-NEXTで呪術廻戦のアニメ版を無料で見る。
メカ丸に対する三輪霞の反応
三輪霞に思いを寄せるメカ丸に対し、三輪霞はどのような気持ちを抱いていたのでしょうか。
作品中の三輪霞の行動を、深掘りしてみようと思います。
バレンタイン
呪術廻戦5巻©芥見下々/集英社 より引用
バレンタインでのこと。真依達に騙された三輪霞は、呪力で動くメカ丸にエボルタの単三電池をプレゼントしています。
これは表面的に見れば、美輪霞の天然っぷりを示す一コマでした。
しかし、忘れてはいけないのが三輪霞は貧乏だったと言う事実。弟も二人いて家計を支えるのに必死だった三輪霞は、その特技も節約です。
そんな三輪霞が、義理でプレゼントをするかは疑問です。
ノート提出
呪術廻戦9巻©芥見下々/集英社 より引用
こちらはノートの提出日のことです。未提出のメカ丸に三輪霞が声をかけており、一見すると彼女の優しさが伝わる日常のシーンです。
ところが次の1コマのセリフに着目すると、三輪霞がわざわざメカ丸を探し回っていたことが分かります。
「あ いたいた」
呪術廻戦9巻©芥見下々/集英社 より引用
三輪霞がどこかでメカ丸のことを気にかけていたと考えると、この行動もとてもしっくりくるのです。
「今度 お見舞い 行っていい?」
三輪霞がノート提出の件を伝えると、メカ丸は「スマン三輪 少し寝ル ノートは机から勝手に取ってくレ」と言って、寝てしまいます。
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
すると三輪霞は、なんと寝ているメカ丸の隣に座って一人で話し始めます。
「ねぇメカ丸、今度お見舞い行っていい?」から始まった三輪霞の話は、心の内側をさらけ出す様なものでした。
そして今の皆との関係が好きだという三輪霞は、「メカ丸とも、もっと仲良くなりたい。だからいつか会いに行くからね。」とまで言っていました。
ここでの疑問点は2つあります。
①三輪霞とメカ丸は、日常的に顔を合わせている上に異性同士。友達としてもっと仲良くなりたいというだけで、会いに行くでしょうか。
②三輪霞の話の内容は、相手が寝ている時に言うことでしょうか。しかも三輪霞は話す前に、メカ丸が本当に寝たのか確認までしています。
呪術廻戦10巻©芥見下々/集英社 より引用
これら2つの理由から、この時の三輪霞の独り言は、あたかもメカ丸に対する好意の告白に近いものだったと感じるのです。
三輪霞に届いたメカ丸の死後の告白
ミニメカ丸を遺したメカ丸
渋谷事変が起こった後、東京行きの新幹線の車内には、渋谷に向かう三輪霞とそれを止めようとするミニメカ丸の姿がありました。
ミニメカ丸は、メカ丸が生前に仕込んでおいた3機の傀儡。このうちの1機が、三輪霞にメッセージを残すために京都校に置かれていたのです。
そして京都校の仲間を守りたいと考えていたメカ丸は、事前に10月31日のスケジュールを細工し、東堂と新田以外のメンバーを京都以南の任務につけていました。
呪術廻戦15巻©芥見下々/集英社 より引用
メカ丸の死亡
メカ丸(与 幸吉 )は、肉体を取り戻して仲間達に会う為に、呪術高専の情報を呪霊側に流していました。しかしメカ丸には完全に裏切るつもりはなく、見返りとして真人の術式で肉体を取り戻した後、真人に戦いを挑んで死亡しています。
メカ丸の告白と泣き崩れる三輪霞
自分が弱いから相談されなかったのかと尋ねた三輪霞に対するメカ丸の答え。それは、自分が弱いからやり方を間違え、その間違いを突き通せなかったというものでした。
そして、「大好きな人がいたんダ・・・」と、告白を始めたのです。
呪術廻戦15巻©芥見下々/集英社 より引用
今まで耳にすることのなかったメカ丸の思いに、三輪霞の目からもう涙が止まりません。
しかし非情にもミニメカ丸に残された呪力は尽きかけ、二人に別れの時間が訪れたのです。
呪術廻戦15巻©芥見下々/集英社 より引用
「幸せになってくれ。どんな形であれオマエが幸せなら俺の願いは叶ったも同然だ。」
三輪霞がこのセリフを耳にした時、窓には瞬間的に、体を取り戻した与 幸吉 の姿が映っていました。
その後メカ丸がメッセージを発することはなく、三輪霞は声を上げて泣き崩れています。
扉の向こうの仲間達
メカ丸と最後の時間を過ごす三輪霞を気遣ってか、ガラガラの車内にも関わらず京都校の仲間達は、扉向こうの乗車口付近で立っていました。この光景から、三輪霞とメカ丸が互いに相手を意識していたことを、仲間達も感じていたことが分かります。
【呪術廻戦】三輪霞のかわいい魅力を総まとめ|役立たずでも人気!
<a href=”https://www.ulti.jp/sys/rd.php?a=A0024529&s=S0004009&guid=ON”><img class=”alignnone” src=”https://img.ulti.jp/aa8b9f64b5d033e2c5441e1a9ab9201e.jpg” /></a>
呪術廻戦のアニメが全話無料!見逃した方、もう一度見たい方にオススメです!