ニホントカゲとニホンカナヘビの違い|写真とイラストで一目で分かる!

ニホントカゲ とニホンカナヘビ、あなたはその違いが分かりますか?

この記事ではニホントカゲ とニホンカナヘビの違いについて解説しています。

どちらも非常によく似た生き物ですが、写真やイラストを見れば一目瞭然です!

ぜひ最後までお楽しみ下さい。

スポンサーリンク


ニホントカゲとニホンカナヘビの違い

ニホントカゲとニホンカナヘビの違い

ニホントカゲ とニホンカナヘビは、どちらも日本固有の爬虫類の代表格です。ニホントカゲはもともと日本全国に生息するとされていましたが、最近の研究で3つの種類に分かれることがわかりました。西日本生息がニホントカゲ、東日本はヒガシニホントカゲ、伊豆地方に住むのはオカダトカゲです。

スポンサーリンク


ニホントカゲとニホンカナヘビの違い①【体の色】

ニホントカゲとニホンカナヘビの違い(体の色)

ニホントカゲは体全体に光沢があり、子どもとおとなで色が変わり、オスとメスでも色が違うのが特徴です。

子どもの体の色は茶や黒っぽく、頭から尻尾にかけて5本の白っぽい縞模様があります。そして子どもの尻尾は鮮やかな青色をしています。

オスがおとなになると、全体が茶色っぽく変わって体の両側面に黒くて太い縞模様が現れます。また繁殖期になると喉から腹にかけて赤みをおびます。

おとなのメスは、尻尾が青くない他は子どもの時とあまり変わりません。

 フクロウ博士 
オスとメスの見分け方。背中に白っぽい縞模様があったらメスじゃよ!

カナヘビは体の表面に光沢がなく、ザラザラした感じです。全体が黄褐色から茶褐色で、体の側面にはこげ茶色っぽい縞模様が入ることが多いです。

ニホントカゲとニホンカナヘビの違い②【尻尾の長さ】

ニホントカゲ とニホンカナヘビの違い(尻尾の長さ)

個体差はあるものの、全長に対する尻尾の長さはニホントカゲ が約6割。ニホンカナヘビは7割前後もあり、細いのでよりいっそう長く見えます。

ニホントカゲとニホンカナヘビの違い③【舌の形】

ニホントカゲ とニホンカナヘビの違い(舌の形)

細かいところですが、ニホントカゲとニホンカナヘビは舌の形が違います。

ニホントカゲは人間と同じ様な形。そしてニホンカナヘビの舌の先は、蛇の様に2つに分かれています。

ニホントカゲとニホンカナヘビの違い④【得意技】

ニホントカゲとニホンカナヘビの違い(得意技)

ニホントカゲは土に穴を掘るのが得意で、夜も石の下や地中に掘った巣穴で眠ります。

一方のニホンカナヘビは体が身軽なので、木やブロック塀を登ったり、葉から葉への移動が得意です。土を掘るのは、冬眠や産卵の時ぐらい。夜は石の隙間や落ち葉の間、大きな葉の上で眠ります。

ニホントカゲとニホンカナヘビの違い⑤【産卵後】

ニホントカゲとニホンカナヘビの違い(産卵後)

ニホントカゲは地中に掘った巣穴に卵を産み、孵化するまではメスが保護します。

ニホンカナヘビの産卵場所は草の根元や倒木・石の下など。スペースを作るために土を掘ることもあります。卵を産むとそのままメスは立ち去り、卵は周囲の水分を吸って大きくなり、やがて孵化します。

ニホントカゲ とニホンカナヘビの違いをひとまとめ

ニホントカゲ とニホンカナヘビの違いを一覧表にまとめました。

ニホントカゲ ニホンカナヘビ
体の光沢ありなし
体の表面ツルツルガサガサ
子どもの体の色茶から黒で5本の白っぽい縞模様があり、シッポは鮮やかな青色全体が黄褐色から茶褐色で、側面にこげ茶色の縞模様が入りがち
おとなの体の色尻尾の青色が消えただけがメス、オスは全体が茶色く変わり、体の両側面に黒くて太い縞模様子どもの時とあまり変わらない
尻尾の長さ全長の6割全長の7割
尻尾の太さの比較太い細い
舌の形先が分かれない先が2つに分かれる
得意技穴掘り木・ブロック塀登り
寝る場所石の下や地中に掘った巣穴石の隙間や落ち葉の間、大きな葉の上
産卵後孵化するまでメスが世話をする産みっぱなし

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク